tech ML に、「分からない時は、『分からない』と言おう」キャンペーン を
書いたら、E コマース案件を担当している T さんが書き込んできました。
> あえて「分からない」が言えないシーン、心理状態を想像してみると、
> 直接コミュニケーションをとっている中で、「ちょっと調べれば
> 分かりそうなことを聞いてしまうことが恥ずかしい、(話の腰を
> 折るのが悪い)」というような心理的なブレーキが作用している
> ような気がします。
> でも分かってないまま話を続けさせるのって相手に失礼ですよね (^^;
まあ、そういう心理なのでしょうね。「自分で調べてから」というのは正しい態
度のようにも思われますが、多くの場合は調べる前に忘れちゃったりするわけで、
あまりよろしくありません。
> そういう意味では「分からない」を言いやすい環境作り、「分からない」と
> 言われやすいキャラ作りも一考の価値あるかな、とも思いました。
さすが T さん、「分からない」と言えない人のことだけでなく、その相手のこ
とまで考えています。何事もいろいろな角度から見ることが必要ですからね。
だけど、私が言いたいのは「分からない」ことをどうやって意識させるか、なの
で相手のことを考えてしまうと主題が発散してしまいます。困ったな (^^;)。
つまり、
「分からない」を言いやすい環境でないと「分からない」と言えない
では、ダメなんです。「分からない」と言うのが一番ためらわれる状況でも、
「恥ずかしい」という気持ちを押え込んで声を出す訓練を積み上げていって欲し
いと思っています。
例えば、講演会等で、質疑応答の時間になった時、誰も質問しなくって、大きな
会場が静まり返る、という状況はよくありますよね? その静寂を打ち破って質
問できるでしょうか? ほとんどの人は、たとえ質問したいことがあっても、な
かなか声を出せないんじゃないでしょうか?
私が個人的に尊敬している人って、ほとんど例外なくそういう場でも臆すること
なく質問できる人なんですよね。「分からない」と言える勇気を持つことと、ス
キルアップできること、との間には強い相関があるように思えてなりません。
大人数が参加する講演会場とかで質問するのは、まあ後々の課題として、せめて
社内の勉強会や tech ML とかでは、どんどん「分からない」と言えるようになっ
てもらいたいです。
トラックバックURL
この記事へのトラックバック
この記事へのコメント
「『知らない』と『分からない』が違う」ということを、ご指摘いただいた意図についてご説明いただけると、お話を続けられると思うのですが、いかがでしょうか?
ここで言われている『分からない』という言葉の中には「知らない」と「理解できない」の二つの意味が含まれているということです。
「知らない」ことについては、(自分を含めて)みんなが知らないことなのか、自分だけが知らないのかすら判断できないからなかなか質問ができないのだと思います。聞いた内容によっては(たとえ説明したとしても)そもそもその場で話している内容はまったく分かってないんだな、と思われたりします。聞くのは危険だと思います。
「理解できない」ことについては聞いた内容について自分の中で消化できないわけなので、恥ずかしがらずに質問できるような人になれたり、環境ができればいいと思います。
という意味で、なんでも分からないと言うのはどうかと思います。
それに、教える側から見れば、聞いてる人が(何も知らなくて)まったく何も分からずに聞いてる、なんてことはすぐに分かります。言葉を発しなければ分かってないことがバレない、なんて思うのは甘いですよ。
聞くは一時の恥、聞かぬは末代の恥、といいます。それに、知らない、ということは決して恥ずかしいことではないし、知らないなら知らないなりの質問の仕方、というのもあると思います。たとえば、自分が何を知らないから理解できないのか質問してみればいいのです。きっと親切に教えてもらえると思いますよ。

