このエントリーを含むブックマーク 2006年03月28日

分からない時は、『分からない』と言おう (2)


tech ML に、「分からない時は、『分からない』と言おう」キャンペーン を
書いたら、E コマース案件を担当している T さんが書き込んできました。

> あえて「分からない」が言えないシーン、心理状態を想像してみると、
> 直接コミュニケーションをとっている中で、「ちょっと調べれば
> 分かりそうなことを聞いてしまうことが恥ずかしい、(話の腰を
> 折るのが悪い)」というような心理的なブレーキが作用している
> ような気がします。
> でも分かってないまま話を続けさせるのって相手に失礼ですよね (^^;

まあ、そういう心理なのでしょうね。「自分で調べてから」というのは正しい態
度のようにも思われますが、多くの場合は調べる前に忘れちゃったりするわけで、
あまりよろしくありません。

> そういう意味では「分からない」を言いやすい環境作り、「分からない」と
> 言われやすいキャラ作りも一考の価値あるかな、とも思いました。

さすが T さん、「分からない」と言えない人のことだけでなく、その相手のこ
とまで考えています。何事もいろいろな角度から見ることが必要ですからね。

だけど、私が言いたいのは「分からない」ことをどうやって意識させるか、なの
で相手のことを考えてしまうと主題が発散してしまいます。困ったな (^^;)。

つまり、
「分からない」を言いやすい環境でないと「分からない」と言えない
では、ダメなんです。「分からない」と言うのが一番ためらわれる状況でも、
「恥ずかしい」という気持ちを押え込んで声を出す訓練を積み上げていって欲し
いと思っています。

例えば、講演会等で、質疑応答の時間になった時、誰も質問しなくって、大きな
会場が静まり返る、という状況はよくありますよね? その静寂を打ち破って質
問できるでしょうか? ほとんどの人は、たとえ質問したいことがあっても、な
かなか声を出せないんじゃないでしょうか?

私が個人的に尊敬している人って、ほとんど例外なくそういう場でも臆すること
なく質問できる人なんですよね。「分からない」と言える勇気を持つことと、ス
キルアップできること、との間には強い相関があるように思えてなりません。

大人数が参加する講演会場とかで質問するのは、まあ後々の課題として、せめて
社内の勉強会や tech ML とかでは、どんどん「分からない」と言えるようになっ
てもらいたいです。


klab_sengoku at 10:56
Comments(4)TrackBack(1)技術と人材育成と経営 

トラックバックURL

この記事へのトラックバック

1. 「知らないこと」と「分からないこと」  [ GCD ]   2006年05月15日 08:03
CTO日記のほうに、 興味深いコメントを頂いた。 質問者のかたは、 こちらの日記も読んで頂いているようなので、 こちらで続きを書こうと思う。 「分からない時は、『分からない』と言おう」で書いた、 技術者がスキルアップするには、 分からないことがあるときは臆...

この記事へのコメント

1. Posted by bon    2006年05月13日 13:11
「知らない」と「分からない」は違うと思います。
2. Posted by 仙石浩明    2006年05月13日 21:34
私は「知らない」に関しては一言も言及していないと思うのですが...?

「『知らない』と『分からない』が違う」ということを、ご指摘いただいた意図についてご説明いただけると、お話を続けられると思うのですが、いかがでしょうか?
3. Posted by bon    2006年05月14日 22:42
すみません。少し言葉足らずでした。

ここで言われている『分からない』という言葉の中には「知らない」と「理解できない」の二つの意味が含まれているということです。

「知らない」ことについては、(自分を含めて)みんなが知らないことなのか、自分だけが知らないのかすら判断できないからなかなか質問ができないのだと思います。聞いた内容によっては(たとえ説明したとしても)そもそもその場で話している内容はまったく分かってないんだな、と思われたりします。聞くのは危険だと思います。

「理解できない」ことについては聞いた内容について自分の中で消化できないわけなので、恥ずかしがらずに質問できるような人になれたり、環境ができればいいと思います。

という意味で、なんでも分からないと言うのはどうかと思います。
4. Posted by 仙石浩明    2006年05月14日 23:31
自分だけが知らないのかを判断するためにも、質問することが重要だと思います。「まったく分かってないんだな、と思われたり」してもいいじゃないですか、その通りなのですから。 ;-)

それに、教える側から見れば、聞いてる人が(何も知らなくて)まったく何も分からずに聞いてる、なんてことはすぐに分かります。言葉を発しなければ分かってないことがバレない、なんて思うのは甘いですよ。

聞くは一時の恥、聞かぬは末代の恥、といいます。それに、知らない、ということは決して恥ずかしいことではないし、知らないなら知らないなりの質問の仕方、というのもあると思います。たとえば、自分が何を知らないから理解できないのか質問してみればいいのです。きっと親切に教えてもらえると思いますよ。

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
  emoji panel
 
 
プロフィール
2000年、KLab株式会社取締役CTOに就任。1995年以来、TCP/IPパケットリピータ「stone」や、Palm上の時刻表ツール「Time Table Viewer」などを開発・発表する。また、堅牢で安定したサイトgcd.org を運営し、会員にサービスを提供。そこで得たサーバー構築ノウハウを日経Linuxで2000年4月から2年間連載
Categories
Blog内検索
人気記事
Archives
Ranking
KLabについて
KLab株式会社は、携帯電話の基盤技術から各種ソリューション、コンテンツ企画など多くのサービスを提供している会社です。
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
blogranking.net
QRコード
QRコード